南丹市の町並みの特徴について、僕「しかやぶき」が説明するね！

南丹市美山町（みやまちょう）で特に有名な、ススキなどの草で出来た屋根をなんというでしょう？

「かやぶき」だよ。僕の名前「しかやぶき」も「かやぶき」から取ったんだ。

「かや」とは屋根をふく（おおう）草のことを言っていて、「かや」という植物はないんだよ。

かやの材料には、みんなが秋によく見るススキ、その他にかりやす、かるかや、しまがや、ちがや等のイネの仲間の草が使われるんだよ。かやぶきの屋根は、草で出来てるって聞くと、雨が中に入って来ない？って心配になるかもしれないね。

でも、今のおうちの屋根にも負けず、ちゃんと雨も防ぐし、夏は涼しく、冬は暖かく、空気もよく入れ替わるんだよ。今のおうちがかなわない機能をもってるんだ。

だけど、最近はそういうかやぶきの屋根のおうちは少なくなってきたね。だから、美山のかやぶきの里の風景は、とっても貴重なんだ。そして、とっても美しいんだよ。