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定住促進の概要

定住促進の概要イメージ

広大な南丹市では画一的な定住促進を市全域で図るのではなく、地域の特性を分析し、施策の対象を絞り込み、それぞれの地域特性にあった定住施策を推進しています。

また、他の市町村と比較し、特長的な施策を推進する南丹市においては、その自慢できる特性をさらに生かしながら積極的な定住促進を推進しています。

わたしたちのまちでは、2027年度の目標定住人口を30,000人としてしっかりした目標をたてながら「特性を生かした定住促進施策の推進」を合言葉に定住促進に取り組んでいます。

定住促進の第一歩は地域が元気になることです。今、ここでは様々な地域が様々な取り組みを通して活気づき、元気になりつつあります。そんな元気で温かい地域で、あなたもその一員として暮らしてみませんか。

私たちがめざすのは、こんなまち

私たちは、家庭や地域、企業や学校、そして行政といったそれぞれの立場で、一人ひとりが自覚をもち、お互いに支援し協力しあう仕組みをつくっていきます。
また、「定住促進」を重点テーマに掲げ、地域や世代を超え、まぶしい笑顔、やる気いっぱいの元気を合わせて、誇りときずなを大切に、いつまでも生きがいをもって安心して定住できる、そんな未来の南丹市をみんなで創造していきます。
この基本構想では、将来の南丹市の姿を「森・里・街・ひとがきらめくふるさと南丹市」とし、ここにしかない「森」「里」「街」そして「ひと」が輝き、これから大きく変わろうとする時代にきらめく、いつまでも住み続けたいふるさとをめざします。

人口フレーム

今後、少子・高齢化の進行もあり、人口の減少が予測されますが、本基本構想および実施計画の施策によって人口の転入を促し、生涯を通じた定住傾向を高めます。また、観光振興を図ることによって、本構想の目標年次における定住人口を30,000人、交流人口を280万人とします。

2027年度の人口フレーム
基本構想・基本計画の全体図

(1)つながりのあるまちづくり

性別や年齢などにとらわれず、市民一人ひとりの人権を尊重することをまちづくりの基本に、国内外のさまざまな交流活動を推進し、多文化共生のまちづくりを進めます。

まちづくりの基盤となる地域コミュニティの維持・活性化に向けては、地域主体の活動を支援しつつ、南丹市の地域特性に適した地域自治制度の在り方を検討します。

さらに、複雑化・多様化する地域課題に対して、市民や地域、事業者、学校、行政などの多様な主体がさらに連携し、協働によるまちづくりを図ります。

(2)健やかで幸せに暮らせるまちづくり

誰もが生涯を通じて健やかでいきいきと暮らすことができるよう、市民一人ひとりの健康づくりや食育の推進、生活習慣病予防に取り組むとともに、関係機関との協力のもと、病院や医院、診療所との連携をさらに強化し、地域医療の充実を図ります。

また、安心して住み続けられることができるよう、地域ぐるみによる福祉のまちづくりを推進するとともに、子育て支援をはじめとする各種福祉サービスの充実を図ります。

各種社会保障については、市民生活のセーフティネットとして、その充実と安定に努めます。

(3)学び楽しむまちづくり

幼児・児童生徒一人ひとりに、生涯にわたって学び続けることができる基礎学力の習得を図りながら、「ふるさと南丹市」を愛する心を育み、未来に向かってたくましく生きる力を地域総がかりで育成します。

また、市民一人ひとりが、いきいきと学び続けることができる生涯学習社会の構築をめざし、互いにつながり合い、豊かに生きるために必要な学習機会の充実や文化・スポーツ活動の推進を図ります。

(4)自然と共生したまちづくり

るり渓や芦生研究林、美山川清流など、南丹市に残る豊かな自然を次世代に引き継ぐとともに、市民や地域、事業者、行政などがそれぞれの役割分担に応じた環境保全活動や美化活動に取り組み、人と自然が共生し、公害のない、きれいな環境が維持されるまちづくりを進めます。

また、地球にやさしいエネルギー対策や環境学習を進めるとともに、持続可能な循環型社会をめざすため、ごみの減量化・再利用化・再資源化を図る環境3Rを推進します。

(5)活力とにぎわいのあるまちづくり

南丹市の豊かな自然環境や歴史・文化資源などを活用し、まちの魅力を市内外に積極的に発信するとともに、4町の地域資源をつなげた観光プログラムづくりやエコツーリズムの推進などにより、新たな魅力づくりに努めます。

また、地域の基幹産業である農林水産業の振興や、地域経済と暮らしを支える商工業の振興を図るとともに、多様な展開による「なんたんブランド」の確立に努めます。

さらに、就労支援や就労環境の充実により、雇用の安定を図ります。

(6)安全・安心なまちづくり

東日本大震災や2013年に発生した台風18号の被害を教訓として、誰もが地震や台風などの自然災害から守られ、安全で安心して生活することができるよう、地域や関係機関などと連携した総合的な防災体制の強化を図ります。

また、防犯や交通安全、消防などの生活安全については、身近に潜む危険に対する意識の啓発や地域ぐるみでの取り組みの促進、関係機関との連携による対策の強化に努めます。

消費生活についても、意識の啓発や相談体制の強化に努めます。

(7)美しく快適なまちづくり

南丹市らしい、魅力的で秩序ある土地利用を推進するため、景観に配慮しつつ、公園・緑地の整備や住宅・住環境の充実、市街地の整備・活性化を図ります。

また、河川や道路網の整備、上下水道については、活力のあるまちを支える都市基盤として、適切な整備と維持管理を行います。

さらに、いつでも快適に暮らせる生活環境の向上を図るため、公共交通機関の利便性向上を進めるとともに、ハード・ソフト両面での情報通信基盤の充実に努めます。

(8)効率的・効果的な行財政によるまちづくり

社会情勢の変化などにより、行政需要はますます増大することが予想されるため、今後さらに財源の確保による財政基盤の確立を図るとともに、民間活力の導入や広域連携などによる行財政改革を推進し、最少の経費で最大の効果を発揮するべく、将来にわたって持続可能な行財政運営を行います。

また、市民の視点に立ち、迅速で利便性の高い行政サービスが提供できるよう、職員一人ひとりの意識改革や能力の向上、行政組織の活性化に努めるとともに、電子自治体の推進や公共施設のさらなる活用を図ります。

 

施策連携による計画の推進

異なる分野の施策を連携させることで相乗効果を生み出すため、「施策連携プロジェクト」を設定し、行政内部の連携のみならず、市民や関係機関・団体、事業者などとも連携し、協働による推進を図ります。

施策連携プロジェクト

プロジェクト1 なんたん健幸(けんこう)都市プロジェクト

健康寿命の延伸に向けて、地域ぐるみの「健康づくり」などをベースに、南丹市の豊かな農作物を通じた「食と健康」、農業や交流事業などの参加を通じた新たな「生きがいづくり」を推進し、健康増進が地域経済の活性化につながる取り組みの検討を進めます。

プロジェクト2 地域とともにある学校づくりプロジェクト

地域・家庭・学校がめざす子ども像や地域の在り方を共有するとともに、連携・協働してその実現に向けて取り組むことで、地域への愛着を深めた南丹市の将来の担い手育成につなげます。

プロジェクト3 まるごと体験交流ツーリズムプロジェクト

行政や民間事業者、地域団体、大学などが連携し、多様な視点からアイデアを出し合い、魅力的な体験プログラムの企画・運営を通じて、地域経済の活性化を図ります。

プロジェクト4 バイオマスを中心としたグリーンプロジェクト

バイオマスなど、エネルギー資源の利活用を広げ、農林業の活性化やエネルギーの地産地消を進めて、さらに環境学習などにつなげることで、地域経済や市民活動の活性化などを図ります。

プロジェクト5 「なんたんブランド」プロモーションプロジェクト

市内の個性ある資源を生かした「なんたんブランド」の確立と、さらに定住促進や観光・農林業の振興、豊かな自然環境の保全など、他分野でのブランド活用を図ります。

将来のまちのすがた
恵まれた交通立地や、各地域の特性などを生かしたゾーニングを行い、地域整備、市街地整備を図ります。そのために自然環境に配慮した適切な土地利用の誘導を図る「ゾーン」、地域活動の基盤となる「拠点」、さらにまちの骨格となる「交流軸」を位置づけます。

拠点形成
園部の市街地を中心とした地域を「都市拠点」と位置付け、市街地整備によって多様なサービスの集積を図ります。また、八木、日吉、美山地域の暮らしの中心となる地域を「地域拠点」と位置付け、行政サービスと住民活動を支援する機能の集積を図ります。
 
交流軸形成

広域交流軸
京都縦貫自動車道、国道9号、162号、372号、477号の広域幹線とJR山陰本線を「広域交流軸」と位置づけ、活発な交流と物流を促すための整備を促進します。

地域交流軸
市内の主要な府道、市道および広域農道を「地域交流軸」と位置づけ、安全で安心できる道づくりを進め、地域住民の交流を促進します。

ふれあいの森・国定公園ゾーン

豊かな自然環境や、かやぶき民家群などの地域資源を保全し生かしながら、地域おこしを推進し、グリーン・ツーリズムや都市からの移住促進を図ります。また、住民主体による農産物加工販売などを進め、自然とのふれあい豊かな地域整備を進めます。

やすらぎの田園ゾーン

地域特性を生かした農・畜産ブランド化の推進などの産業振興、スポーツ・健康づくりイベントの推進、学習セミナー活動や文化芸術活動の場づくり、余暇施設の充実などの地域整備を進めます。

にぎわいの市街地ゾーン

近年、都市圏との時間的距離の短縮により、企業・事業所の進出や高等教育機関の進出がみられます。今後は、企業誘致の推進、地元商業の活性化、JR駅前開発や再開発事業の推進、住宅地整備、上下水道整備などの市街地整備を進めます。

癒しの里山ゾーン

るり渓高原や温泉施設などを目的とした来訪者の増加があるなか、今後は、四季を通じて楽しめる自然と温泉を生かし、観光とレクリェーションを中心とした地域整備を進めます。