

南丹市日吉町に移住 藤村伸二さん・荒瀬千秋さん
Profile
伸二さんは丹後出身で趣味はDIY。移住して京都市内に通勤しながら、休日は自宅の庭に東屋を建設中。千秋さんは東京で生まれ育ち都会暮らしからの移住。未就学児の娘さんが1人。
半農半Xを目指して移住♪
夢の実現に向けて一歩ずつ前進
伸二さんは京都市内で、千秋さんは在宅で仕事をしています。
車があればなんとかなる!京都市へは電車で通勤できる環境

Point
買い物・通勤・最寄りのスーパーに車で20分
・車移動の覚悟があれば困らない
・街中暮らしより計画性と段取りが必要
・京都市内の職場に毎朝電車で通勤OK

ご家族が住んでいるのは、最寄りのスーパーでも車で20分かかる、市街地から離れた山間の集落です。
移住後の買物や病院事情について千秋さんは、「移住前は徒歩や自転車圏内にスーパーや病院があったのでギャップはあるが、車が運転できればなんとかなる」と話してくれました。
また、お子さんの送迎ついでにスーパーに寄るため、日々の買い出しで不便を感じることはないそう。
病院についても、生活に必要な施設を利用するためには車で時間をかけて向かう必要がある、という覚悟ができていたので困ることはないようです。
千秋さんは、移住を機に免許を取得したとのこと。下調べをしっかり行いスムーズに南丹での暮らしになじんでいったお二人でしたが、ネットショッピングの商品到着が街中より遅いことには戸惑ったそう。
買い出し担当の千秋さんは「なにを買うにも移動や到着に時間がかかるので、より計画的に段取りを組んで動くようになった」と話してくれました。
京都市内の職場に毎朝電車で通勤している伸二さんは、「電車は日中の本数が少なかったり台風で止まることもあるが、仕事を変えずに田舎暮らしができる環境には満足している」と話してくれました。
この他にも、引っ越し前の幼稚園の友達を家に招いたり、月に1度は以前住んでいたあたりにお出掛けしたりと、京都市へのアクセスが良い南丹市ならではのエピソードを伺うことができました。
移住して大変だったことは草刈りと鹿
草刈り以外に大変だったことは鹿で、畑に植えた野菜のほとんどと、庭木の多くが鹿に食べられてしまったそうです。
子どもが新しい環境になじむまで
千秋さんは月に1度は京都市に出掛け、娘さんが前の幼稚園の友達と遊ぶ機会を作りました。また、移住してすぐはお風呂が使えなかったことから、家族そろって近所の温泉に出掛け、家族でゆったり過ごす時間を作ったそう。

Point
新しい環境での気づき・草刈りで身体が締まる
・子どもとの時間を今まで以上に大切に
・子どもは楽しい時間の積み重ねでなじんでいく
親子の会話が子の成長に。
同年代の子どもがいないデメリットは遊ぶ機会作りで解決

その点、運転中は子どもの話をじっくり聞けると話してくれました。
幼稚園や習い事への送迎中に千秋さんが気付いたことは、娘さんの記憶力が上がっていることです。
少し前までは幼稚園での出来事を聞いても「楽しかった~」しか返ってきませんでしたが、この頃は徐々に具体的なエピソードや友達の名前が登場するようになり、娘さんの成長を感じているそうです。
デメリットは、年の近い子どもが近所にあまりいないこと。
ご夫婦は定期的に庭でBBQパーティーを開き、幼稚園以外でも娘さんが同年代の子どもたちと楽しく遊べる機会を作っているそう。
都会から南丹市に遊びに来る子どもにとって、家の周りの自然は格好の遊び場で、イモリやカエル、カマキリなどを、男の子も女の子も夢中になって追い掛けていたようです。
『虫取りに来ました!』という友人からの突然のLINEをきっかけに、急遽虫取り大会になったこともあるとか。
移住と家探しのコツ3選
【移住と家探しのコツ3選】
①移動や草刈りに対して時間と体力を割く覚悟を持つ
②物件をできるだけたくさん見て夢を膨らます
③空き家バンクと不動産屋の両方を上手く活用する

①移動や草刈りに対して時間と体力を割く覚悟を持つ

担当職員よりメッセージ
南丹市に移住してきて1年のお二人からは、移住したてだからこそ感じる暮らしのメリット・デメリットや、実際に移住を行う際のコツ、そしてお子さんが新しい環境になじむまでのお話を伺うことができました。記事にも登場した南丹市の空き家バンクでは、買ったり借りたりできる空き家の情報を、随時更新しています。気になる物件があれば、空き家バンクお問い合わせフォームより、お気軽にご相談ください♪

- Vol.1
- 父の農地があったので
自然な流れでここに来ました - Vol.2
- 地域の良いところを
子どもたちにいっぱい伝えたい - Vol.3
- 可能性がいっぱい!
自分たちの手で暮らしを作る実感があります - Vol.4
- 子育て支援が充実。
子育てサークルも活発です。 - Vol.5
- 家族や仲間と楽しく暮らすというのが人生の醍醐味
この景観をぜひ保っていきたい - Vol.6
- まちにはない「つながりの強さ」を実感しています
- Vol.7
- 便利さと自然がちょうど良く融合
起業しやすい、充実した環境です - Vol.8
- 東京・大阪から移住!のびのび子育てできる南丹ライフを満喫
- Vol.9
- 半農半Xを目指して南丹市に移住 夢の実現に向けて一歩ずつ前進
- Vol.10
- 移住の決め手は人と立地の良さ 都会育ちの2人が南丹市で結婚
- Vol.11
- 美しい自然の中で子育てがしたい!脱サラ移住・古民家DIYに奮闘中