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インタビュー

 

定住者インタビューVol8

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南丹市園部町に移住 古川貴志さん・葉音さん

Profile
貴志さんは大阪の枚方出身。葉音さんは東京の八王子出身。学生時代に南丹市の大学に通学し、南丹市園部町の環境が気に入り定住を決意。お子さんは3人。

東京・大阪から移住!のびのび子育てできる南丹ライフを満喫♪

古川貴志さん・葉音さんは、学生時代に南丹市内の大学に通われていました。

南丹市園部町の環境が気に入ったことや、住まいや勤務場所などいくつかの条件に恵まれ、南丹市で暮らしてくことを決めたそうです。

 

現在、貴志さんは木工作家として、葉音さんは公務員としてお仕事をしながら、3人の元気いっぱいなお子さんたちと、忙しいながらも充実した日々を過ごしています。

ご夫婦はそれぞれ大阪の枚方・東京の八王子で生まれ育ち、ひっきりなしに走る電車と、たくさんのもので溢れる街が日常でした。

 

そんな街中の喧騒と常に新しいものが目に付く環境に窮屈な思いをしていた葉音さんにとって南丹市は、「ゆっくり過ごせる居心地の良い場所」なんだそうです。

また、貴志さんも、大阪に帰ると人込みや狭い空に窮屈さを感じるそうで、「のびのび暮らせる田舎での子育てが自分には合っている」と話してくれました。

 

スーパーの品ぞろえは大阪の街中と同じ!病院も充実


Point
買い物・医療
・食料品は園部町内のスーパー
  
・ネットショッピングで都会と変わらない便利さ

・車があれば不便はなし
  
・小児科、耳鼻咽喉科、歯医者の他、総合病院もある

田舎への移住での心配事としてあげられるのが「買物」です。

買い出し担当の貴志さん曰く「食料品は園部内のスーパーで事足りるし、品ぞろえは大阪枚方の街中と変わらない」とのことです。

日用品はネットショッピングを利用するときもあるそうですが、荷物の到着が遅いと感じることはなく、便利さは都会と変わらないと話してくれました。

衣料品は市外に買いに出掛けるそうですが、車があれば不便はないとのこと。

むしろ、静かなまちの環境が変わってしまうので、人がたくさん集まる商業施設はなくてもいいと感じるそうです。

また、園部には小児科・耳鼻咽喉科・歯医者などの診療所が充実しており、八木には夜間や休日の救急外来にも対応している総合病院もあるため、病院について困ることはないそうです。

ただ、産婦人科が市内に1ヵ所しかなく病院の選択肢がないことと、市外の産婦人科に通うには車で30分以上かかってしまうことが、不便に感じたと話してくれました。

 

夏には近所で川遊び!車で遊びに出掛けるのにも便利な立地

都会育ちの貴志さん・葉音さんは、自然の中での遊び方が分からなかったため、近所の方に「子どもの頃どんな遊びをしていましたか?」と尋ねたそうです。

そうして教えてもらい訪れた近所の川は水がとても澄んでおり、そっと覗き込んだら小魚や川エビが泳いでいて感動したと話してくれました。

子どもが大きくなれば虫取りなどにも挑戦してみたいと語る貴志さん。
ただ、暮らし始めて実感したことは、山はもちろん川沿いの1本の木にも所有者がいるということです。子どもと楽しく遊ぶつもりが、うっかり不法侵入になってしまわないように、近所で遊ぶときには「ここで遊んでもいいですか?」といった地域とのコミュニケーションが欠かせないと教えてくれました。
 
このように自然の遊び場に恵まれる一方、南丹市には子ども連れが楽しめる施設が不足していると、古川夫妻は話してくれました。
古川家は休日になると、車で市外の自然公園や動物園に出掛けることが多いそうです。園部は高速道路が通っているので、京都市や大阪、日本海側にも出やすく便利だと話してくれました。
なお、南丹市にも、2024年7月に日本最大級の室内エアアスレチック「HIYOSHI PLAY ARENA」が、スプリングスひよし内に誕生しました。子育て世代の声を反映した施設や遊び場づくりも少しずつ広がっています。

近所の公園の川でみつけたサワガニ
近所の公園の川でみつけたサワガニ
エアアスレチック@スプリングスひよし
エアアスレチック@スプリングスひよし
Point
子どもの遊び場

・小魚や川エビの泳ぐ川

・車で行ける近郊の自然公園や動物園

・スプリングスひよし

 

古川家流!地域になじむコツ3選!


近所の公園も緑いっぱい!
 
古川夫妻とのお話の中では、近所の方が炊き立てのタケノコごはんを差し入れてくれたことや、3人の子どもを自分の孫のように可愛がってくれることなど、地域でのあたたかい交流のエピソードがいくつも登場しました。

しかし、そんな古川家も地域になじむまでには苦労があり、その貴重な体験を経て「地域になじむコツ」をつかんだと言います。

[地域になじむコツ3つ]

①地域の決まりを積極的に聞く
②叱られてもへこみすぎない
③話せば分かり合える


①地域の決まりを積極的に聞く
ゴミ出しや草刈り、地域行事についてなど、分からないことがあったらとにかく質問することが大切だと教えてくれました。
 
②叱られてもへこみすぎない
地元の方にとって決まりを守ることは長年の習慣となっているため、ルール違反に対して少し厳しめの指摘をされることもあるそうです。
そんなときはへこみすぎず、次回気を付けようと気持ちを切り替えることが大切だそう。
 
③話せば分かり合える
実際にこんなことがあったそうです。
古川家が現在の住まいに引っ越して間もない頃、当番でゴミ捨て場に資源回収用のボックスを設置しました。
貴志さんが子どもたちを保育所に送り届け帰宅したときにはゴミは回収されており、そのときちょうど鉢合わせた近所の方に、早くボックスを片付けてほしいとお願いされたそうです。
貴志さんは正直に、子どもの送り迎えがあり片付けが遅れてしまったことを謝罪しました。すると近所の方は古川家の事情を理解してくれ、次の当番からは片付けが遅くなっても注意を受けることはなくなったそうです。
 
古川夫妻とのお話の中で心に残ったのは、「地元の人も移住者がどんな人間か分からなくて不安を感じている。自分はどんな人間か意思表示することが大切」という言葉です。
 
これは南丹市に限ったことではなく、どの地域でもいえることかもしれませんね。
 

あって良かったと感じる子育て支援3選!

3人の子どもを育てている古川夫妻に、南丹市の子育て支援であって嬉しい・よかったと思うものをうかがいました。

私がよかった、助かったと思ったのは①南丹市子育てすこやかセンター②子宝祝金と入学祝金③子育て手当の3つです。」と葉音さん。

それぞれのよいところを詳しく聞いてみました。

 


子育てすこやかセンター
①南丹市子育てすこやかセンター
親子が気軽に集える居場所の提供のほか、絵本の読み聞かせや歯みがき講座などの子育て支援イベントが開催されていたので、子どもが保育所に通うまでの間、毎日のように通っていました。
子育て中に孤立するのはすごく辛いので、それを防ぐための施設があるのは助かると感じています。
住む地域に関係なく、家に子どもと二人っきりでいると、ごはんを上手く食べてくれないときなど、子育てが上手くいかないときに気分が落ち込んでしまうと思うんです。
南丹市の子育てセンターにいくと周りに人がいて一緒に子どもを見てくれる環境。孤立感が薄れて気持ちがとても楽になりました。
 
②子宝祝金/入学祝金
南丹市には独自の子宝祝金という支援制度があり、出生届との同時申請すると、新生児1人あたり第1子5万円、第2子10万円、第3子以降20万円を支給していただけました。
さらに入学祝い金という小学校・中学校入学後3カ月以内の申請により、それぞれ3万円・4万円が支給される制度もあるので、何かと物入りな進学時にもきめ細やかな支援をしてもらえるのはありがたいです。

※いずれも南丹市独自の制度です。
 
③子育て手当
南丹市独自の子育て支援制度は他にもあって、国から支給される児童手当のほかに、子どもが生まれてから5歳到達月分まで、子育て手当を支給してくれます。
 
これらの制度について葉音さんは、「距離的に頼れる実家が近くにいないIターン世帯にとって、居場所があることや金銭的な支援があるのはありがたいです。」

と実家が遠いIターン移住者同士のご夫婦ならではの視点で話してくれました。

担当職員よりメッセージ

南丹市に移住し3人のお子さんを育てられている古川夫妻からは、園部での生活事情はもちろん、地域へのなじみ方、実際に子育て支援を受けた感想を伺うことができました。南丹市の子育て支援については、「のびのびなんたん」で最新の情報を公開していますので、ぜひご覧ください♪